残置物の処分は売主の責任?契約時の落とし穴を解説

2023-04-18

残置物の処分は売主の責任?契約時の落とし穴を解説

残置物の処分は基本的に売主の責任であり、契約時に取り決めを明確にする必要があります。

しかし、「現状渡し」との違いがわからず、トラブルに発展するケースに不安を感じる方も多いでしょう。

この記事では、残置物と現状渡しの違いや契約時の注意点を具体例を交えてわかりやすく解説します。

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現状渡しと残置物の違いを正しく理解する

現状渡しと残置物の違いを正しく理解する

不動産売買において、売主と買主が誤解しやすい用語の一つが「現状渡し」と「残置物」です。
これらの言葉が引き起こす誤解や認識のズレがトラブルの原因になることも多いため、しっかりと理解しておくことが重要です。
とくに、「現状渡し」は建物の引き渡し状態に関連する概念であり、残置物とは異なります。
この点を明確にしておくことで、後々の不必要なトラブルを回避できます。
ここでは、「現状渡し」と残置物の違いについて、具体的な事例を交えながら解説します。

現状渡しは建物の状態、残置物の処分義務とは別問題

「現状渡し」という言葉は、建物の引き渡し時の状態を示すものであり、物件がそのままの状態で引き渡されることを意味します。
これには、建物の劣化や不具合が含まれる場合もあります。
たとえば、壁に傷がついていたり、設備が老朽化している場合でも、それをそのまま引き渡すことが「現状渡し」の特徴です。
しかし、それとは異なり、残置物とは、建物内に残された家具や家電などの動産のことを指し、契約時にどう処理するかを売主と買主の間で決める必要があります。
したがって、「現状渡し」とは物件の建物の状態に関するものであり、残置物の処理については別途契約で取り決めるべきことが理解されるべきです。
そのため、売買契約書には、残置物の取り扱いやその処分方法について明確に記載することが重要です。

残置物あり売却を進める際に契約で明記すべきポイント

物件を売却する際に、残置物をそのままにしておく場合や、残置物を買主が処分することに同意する場合、その取り決めは必ず契約書に記載し、双方で合意する必要があります。
売主が引越し後に処分しきれなかったものを残したままで売却を進める場合、残置物の所有権が買主に移転することや、処分の責任が買主にあることを契約に明記しておかなければ、後々問題になることがあります。
たとえば、「残置物の処分は買主が責任を持っておこなう」という文言を契約書に盛り込むことで、売主は処分義務から解放され、買主はその責任を負うことになります。
これにより、引渡し後に買主から処分を求められることを防ぐことができます。

トラブル回避のために把握しておきたい残置物の具体例

残置物に該当する物は、主に家具、家電、衣類、庭の物置など、動かせるものです。
これらは、売主が意図せずに残してしまうこともあるため、売却前に何を残すのか、何を処分するのかを明確にしておくことが重要です。
物件引き渡しの際に、買主が自分が望んでいたものが残されていなかった場合、後にトラブルが発生することがあります。
たとえば、買主が引越し前に家具や家電の一部を処分してもらうことを期待していた場合、これを事前に取り決めていないと、売主が「残すつもりだった」と主張しても、買主はそれを処分してしまう可能性があります。
事前に残置物のリストを作成し、確認しておくことが、トラブルを防ぐための有効な手段です。

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残置物付き不動産売却で起こりやすいトラブルと対処法

残置物付き不動産売却で起こりやすいトラブルと対処法

残置物付きで売却を進める際、買主と売主の認識にズレが生じると、引き渡し後にトラブルが発生する可能性があります。
以下に、実際に発生しやすいトラブル事例と、それを防ぐために必要な対策について解説します。

買主が処分できず苦情になる事例と契約書の文言例

売主が不注意で、物件を引き渡す際に残置物をそのままにしておいた場合、買主がその処分を求めて苦情を言うことがあります。
とくに、家具や家電など、買主が処分することを前提に購入した場合、残された物を処分しないことが後々問題になります。
このようなトラブルを避けるためには、契約書に「残置物の所有権は買主に移転」「処分は買主の責任」という文言を盛り込むことが必要です。
このように明確に記載することで、売主が処分しない場合でも、買主にはその責任があることが契約で確認されます。

引き取り希望品の誤廃棄とその防止策

売主が引き取りを希望していた物品を誤って廃棄してしまうケースもあります。
たとえば、売主が家具や設備を残すつもりだったが、撤去してしまうなどの事例です。
このような誤解を防ぐためには、引き渡し前に「残すもの・処分するもの」のリストを作成し、両者で確認することが重要です。
このリストに基づき、契約書にその内容を盛り込むことで、後々の誤廃棄や誤解を防ぐことができます。

付帯設備(エアコンなど)に関する誤解と対応方法

「付帯設備」と「残置物」は、物件の引き渡し時にしばしば誤解を生む部分です。
付帯設備とは、物件に不可欠な設備であり、契約に明記される場合が多いですが、残置物は動かせる物で、契約でその処理方法を決める必要があります。
エアコンや照明器具などがこれに該当し、これらを残すかどうか、どのように処理するかを明確にしておくことが重要です。
契約書の「付帯設備表」を使って、どの設備が残るのか、どの設備が買主に引き渡されるのかを明記することがトラブルを避けるための基本的な方法です。

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残置物を残したまま売却するときの選択肢

残置物を残したまま売却するときの選択肢

残置物をそのまま残して売却したい場合には、どのような選択肢が現実的かを考慮する必要があります。
とくに、物件の引き渡し前に、残置物の撤去が難しい場合や処理に手間がかかる場合は、事前に検討し、適切な方法を選ぶことが重要です。

仲介では難しい?残置物ありの物件を売るハードル

一般的に、仲介売却で残置物をそのままにした物件は、買主が敬遠することがあります。
住宅ローンの審査においても、残置物があることが問題になることがあり、売却がスムーズに進まない場合もあります。
仲介売却では、物件を引き渡す際に「現状渡し」を求められるため、残置物の取り決めが必要です。

不動産買取業者なら“そのまま売却”も対応可能

一方で、不動産買取業者では、残置物をそのまま引き受けてくれる場合があります。
買取業者は、物件を迅速に買い取るため、早期売却や原状回復不要というメリットがあります。
残置物をそのまま残して売却したい場合は、買取業者に依頼するのが適しています。

残置物が多い場合の買取価格と処分費用の関係

買取価格は、残置物の量や種類によって変動することがあります。
処分費用が買取価格に反映されるため、残置物が多い場合は買取価格が下がることがあります。
これを避けるためには、売却前に残置物の処理方法を考え、できるだけ整理しておくことが重要です。

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まとめ:残置物付き売却を成功させるためのポイント

残置物付きで売却を進める際には、売主・買主双方の認識をすり合わせ、契約書に明確に記載することが最も重要です。
残置物の処理に関する合意を事前に取り決め、契約時にしっかりと確認することで、トラブルを防止できます。
また、残置物の多い物件については、買取業者の活用が有効な手段です。
迅速な処分や原状回復不要で売却を進められるため、負担を軽減できます。
売却前に専門家と相談し、正しい手続きを踏んで安全な取引をおこないましょう。

株式会社HOME'S新越谷本店 メディア編集部

株式会社HOME'Sは、越谷市を中心としたエリアにおいて、不動産売却の専門家として数多くのご相談に対応してまいりました。宅地建物取引士としての専門知識と豊富な実務経験をもとに、住み替え、相続、早期売却といった幅広いご要望に対し、丁寧かつ的確なご提案をおこなっています。
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